古紙も捨てたもんじゃない!
再生和紙を作る際には、奇麗を意識するのではなく、みんなが作業工程に参加する事を意識します。古紙をちぎる際にハサミでなくても手でちぎるもOK。上手くちぎれない際には、手動型のシュレッダーを活用して出来る環境を提供します。出来るが増えたときの喜びは本人だけでなく、家族や関わる皆にとってのハッピーとなります。障がいがある事は、成人であっても年齢で括ることが出来ないことがよくあります。出来ないことも多くあります。それでも出来ないではなく、「出来る」を見つけています。高校生などのボランティアにとっても共同作業を行う中で、気持ちの距離が近くなっていきます。再生和紙の作成に関わる事が社会参加であり、他者との関わり交流となります。
再生和紙を中心に、障がいの有無関係なく、社会への参加・交流(関わる)ことに繋がることもあります。
定型の子どもなどが集まるコミュニティでの再生和紙を使うアートイベントでは、ステンシルアートとして、丸形のコースターサイズの和紙に版画をあててスタンプしながら色を付けていきます。参加する中には中学生もいて、小学生と同じように夢中になって作成します。悪戯(いたずら)好きな中学生もイベントの中に障害がある方々(児童含)が作成した再生和紙であることを知ると、その後の和紙の扱い方が丁寧になり、イベントに参加していた年下の子どもたちへの関わりが柔らかくなるなど、再生紙を作る時だけなく、再生和紙を使う時にも効果が見られました。またこれまでは生活の中でただ捨てていた紙を古紙として意識し始めています。社会の中で弱者と思われる側から教わる事は多くあります。
子どもたちは障がいの場に関わる機会は多くはありません。関わる、知る環境を創ることで“色々なこころ”に気付き、成長の機会にこれからもしていきたいと思います。




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